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“医療ソーシャルワーカー(MSW)”が在籍する訪問看護ステーション

  • 執筆者の写真: 葵メディカルホールディングス 網代
    葵メディカルホールディングス 網代
  • 2月8日
  • 読了時間: 3分


葵訪問看護ステーションには、訪問看護業界では珍しい社会福祉士国家資格を持つ“医療ソーシャルワーカー”が在籍しております。

新規利用者受付から日々のケアマネジャーや医療機関との連絡やりとり、毎週の事業所内の症例検討カンファレンスにおける社会制度・家族支援・在宅生活に関わる相談支援の観点からの助言をもとにした訪問看護介入方針の立案など、医療・社会福祉全般に関わる多職種連携の視点で活動しています。


その守備範囲は広く、

・高度急性期(3次救急)

・急性期(2次救急)

・回復期(回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟)

・慢性期(長期療養型、訪問診療)

・難病相談支援センター

・がん難病相談支援センター

・高次脳機能障害支援相談員

・周産期母子医療センター

・エイズ治療拠点病院相談員

・家族会サポート

・介護認定審査員

など、幅広いフィールドでキャリアを重ねてきました。


医療ソーシャルワーカーと聞くと、病院の地域連携室にいる退院支援専門の相談員を思い浮かぶ方が多いかもしれません。

しかし、それは様々な専門性をもつソーシャルワーカーの中の1つに過ぎません。

例えば、在宅部門の医療ソーシャルワーカーとして、訪問診療を行う診療所においても医療ソーシャルワーカーが活躍しています。



訪問看護ステーションに医療ソーシャルワーカーを配置するメリットは、


1、看護師の負担軽減

日中の代表電話の対応は、医療ソーシャルワーカーが担当します。病院や診療所、ケアマネジャーなどからの連絡を一手に受け、地域医療連携を担っています。


2、ワンストップの相談支援体制

在宅生活を送るにあたり、介護保険制度はもちろんのこと、病院や介護施設など地域の社会資源の情報、各種福祉制度、在宅療養相談など、本来看護師にとっては専門外である内容も幅広い知識でワンストップの相談支援を可能にしています。


3、ソーシャルワークの視点を含めた多職種連携

訪問看護ステーションで務める職種の多くは看護師、リハビリ療法士、そして事務員で構成されているところがほとんどではないでしょうか。小規模の事業所では、事務員も雇用が難しく、看護師たちが医事請求しているところも多いかと思います。また、付属の居宅介護支援事業所があれば、ケアマネジャーがいるといった感じかと思います。


これらをはじめとした、多職種連携において利用者さんにも訪問看護ステーションで働くスタッフにも、地域の関係職種の方々に対しても多くのメリットをもたらします。


しかし一方で、訪問看護ステーションで働く医療ソーシャルワーカーには診療・介護報酬による加算は設定さておらず、その人件費は完全に事業所の持ち出しとなります。


私たち葵訪問看護ステーションでは、医療ソーシャルワーカーによる取り組みも社会貢献の一環と捉え、活動しています。


このような先駆けた取り組みをもとに、近い将来、診療・介護報酬での評価が付くことを期待したいところです。

 
 
 

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東京都江東区南砂2-3-127

Tel   03-666-4717

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Mail  aoi.mhd55@gmail.com

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